2008年06月28日

不自然な田んぼ

この季節らしく、しばらくは田んぼにスポットを当ててみたいと思う。

田んぼは単なる米の生産工場ではない。温暖化防止にも一役買っているし、
保水機能や、大水が出た時の遊水地(水を逃す場所)としての役割も兼ね備えて
いる。そして何よりも生きもの達にとっての楽園、まさに天然のビオトープである。

けれど残念ながらそこには、日本の田んぼにそぐわない生きものも生息している。
それが通称「ジャンボタニシ」こと、「スクミリンゴガイ」である。


この淡水性巻貝は80年代、南米から食用として日本に移入された。
俺も食ってみたが味は最悪。(ただし生息してた田んぼの水質が最悪だったから
だと思う。きれいな水だったらうまいかもしんない。)

結局勝手なヤツらが養殖を放棄しちまって全国に散らばっちゃった。で、各地で
幼苗期の稲の食害を引き起こし、今や環境省の「要注意外来生物」指定。

ただ、すべての外来種に言えることだが、ヤツらは何も悪くない。
悪いのは持ち込んだ人間たちだ。
とは言え右の写真(スクミリンゴガイのくんずほぐれつH。)の結果、日本の田んぼ
には・・・

まったくもって不自然で下品な、ピンク色の卵隗が産みつけられ、ごらんのように
ドンドン勢力を拡げていく。


左・外来のスクミリンゴガイ、右・在来のマルタニシ。殻の薄さの違いがわかるだろうか?

日本の田んぼにはタニシ、トノサマガエル、メダカ、マドジョウ、ホウネンエビなんかが
よく似合う。これらは全て田んぼの中にある色なのだ。地味な色だけどね。
ジャンボタニシやアメリカザリガニのピンクや赤は、日本の田んぼには似合わない。

田んぼにピンクって、明らかに不自然である。林家ぺーは自然だけどね。

鉄崎幹人公式HP  http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/

  

Posted by mikihito at 01:24Comments(4)TrackBack(0)