2008年10月30日
林正道 作品集
前回紹介した海洋生物「楽」者、林正道氏の作品をリストアップしてみた。
本当はリアルに動く映像をお見せしてびっくりしてもらいたいのだが。

スナメリ。愛知の三河湾、伊勢湾をはじめ全国の内湾にすむ、世界最小のイルカ。
彼の自然保護活動の原点と言ってもいい生きものだろう。

シャチ。「海のギャング」とも言われるが、とても知的な生きもの。2000年2月に
名古屋の堀川に迷い込んできたこともある。名古屋港水族館でショーをさせられて
いたシャチの「クー」がストレスによって死んでしまったことは記憶に新しい。

ジンベイザメ。美ら海水族館で見たことあるでしょ?ご存知、世界最大の魚。

ジュゴン。沖縄が生息域の北限になるのだが、大浦湾などは今も基地問題に
ゆれている。実際これを沖縄の海で泳がせたらちょっとお騒がせなコトになった。

バンドウイルカ。我々はこれを「板東さん」と呼んでいる。ゆで卵が好きらしい。

ホオジロザメ。正しくはホホシロザメ。ちなみに俺は「小学校の時ジョーズ観た世代」
なので、なんぼロボットでも泳いでるの見ると今でもコワイ。

アカウミガメ。メキシコあたりからわざわざ日本の海岸に産卵に来てくれる彼女達は
大切なお客様である。海岸侵食で産めずにUターンして帰るお母さんや、海ではなく
反対側の光に向かって進み死んでしまう子ガメたちが後をたたない。
また温暖化で砂の温度が上がりすぎると生まれる子ガメは全てメスとなり、絶滅する。

マンボウ。ちなみにこれのデッカイ版の乗り物もある。「UMRB」とか言ってた。
意味は「う~マンボ!ライドビークル」の略だって。フザケとる。

オニイトマキエイ、通称マンタ。ま~これも驚くほど本物そっくりに泳ぐ。
デッカイ版の乗り物は、大きく開くマンタの口をアイデアに、「ゴミ回収ロボット」として
活躍することになった。今度俺が汚れた堀川で乗るらしい。ヤだな~・・・。


オオサンショウウオの兄弟、サン太郎とサン吉。右は実際に川で泳がせてる様子。
あまりにもリアルなんでめっちゃ人集まり、パニックに。イタズラもほどほどに。

いかがだったでしょうか?製作者・林正道氏の夢と熱い思いを乗せて泳ぐロボット
の数々は。(もっともすごいのはまた次回紹介するね!)
とにかくそのリアルさには感動である。だが彼は言う。
「これらはしょせんロボットです。本物の可愛さにはかないません。
本当の感動に出会いたかったら・・・海へ行きましょう。」・・・・・と。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
林正道・海洋楽研究所HP http://kyg-lab.co-neko.com/index.html
林正道・「命の海沖縄」ブログhttp://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/inochi.htm
本当はリアルに動く映像をお見せしてびっくりしてもらいたいのだが。

スナメリ。愛知の三河湾、伊勢湾をはじめ全国の内湾にすむ、世界最小のイルカ。
彼の自然保護活動の原点と言ってもいい生きものだろう。

シャチ。「海のギャング」とも言われるが、とても知的な生きもの。2000年2月に
名古屋の堀川に迷い込んできたこともある。名古屋港水族館でショーをさせられて
いたシャチの「クー」がストレスによって死んでしまったことは記憶に新しい。

ジンベイザメ。美ら海水族館で見たことあるでしょ?ご存知、世界最大の魚。

ジュゴン。沖縄が生息域の北限になるのだが、大浦湾などは今も基地問題に
ゆれている。実際これを沖縄の海で泳がせたらちょっとお騒がせなコトになった。

バンドウイルカ。我々はこれを「板東さん」と呼んでいる。ゆで卵が好きらしい。

ホオジロザメ。正しくはホホシロザメ。ちなみに俺は「小学校の時ジョーズ観た世代」
なので、なんぼロボットでも泳いでるの見ると今でもコワイ。

アカウミガメ。メキシコあたりからわざわざ日本の海岸に産卵に来てくれる彼女達は
大切なお客様である。海岸侵食で産めずにUターンして帰るお母さんや、海ではなく
反対側の光に向かって進み死んでしまう子ガメたちが後をたたない。
また温暖化で砂の温度が上がりすぎると生まれる子ガメは全てメスとなり、絶滅する。

マンボウ。ちなみにこれのデッカイ版の乗り物もある。「UMRB」とか言ってた。
意味は「う~マンボ!ライドビークル」の略だって。フザケとる。

オニイトマキエイ、通称マンタ。ま~これも驚くほど本物そっくりに泳ぐ。
デッカイ版の乗り物は、大きく開くマンタの口をアイデアに、「ゴミ回収ロボット」として
活躍することになった。今度俺が汚れた堀川で乗るらしい。ヤだな~・・・。


オオサンショウウオの兄弟、サン太郎とサン吉。右は実際に川で泳がせてる様子。
あまりにもリアルなんでめっちゃ人集まり、パニックに。イタズラもほどほどに。

いかがだったでしょうか?製作者・林正道氏の夢と熱い思いを乗せて泳ぐロボット
の数々は。(もっともすごいのはまた次回紹介するね!)
とにかくそのリアルさには感動である。だが彼は言う。
「これらはしょせんロボットです。本物の可愛さにはかないません。
本当の感動に出会いたかったら・・・海へ行きましょう。」・・・・・と。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
林正道・海洋楽研究所HP http://kyg-lab.co-neko.com/index.html
林正道・「命の海沖縄」ブログhttp://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/inochi.htm
2008年10月25日
林正道 命のロボット
林正道という男がいる。俺の師匠でもあり、親友でもある。
もし彼がいなかったら今の俺の自然保護活動は無かっただろう。
そしていつも、三河湾をとりまく一連の環境保護ムーブメントの中心に彼はいた。

そんなアクティブな男が今から数年前、病に倒れた。病名は「肺ガン」である。
本来、自身が子供たちを海に連れてゆき、生きもの達の生態を見せ、その保護を
訴えかけることをライフワークとしていたのだが、突然の発病が彼から「生きがい」
を奪ってしまった。
しかし彼は負けなかった。あきらめなかった。
海に入れない自分の代わりに、本物そっくりに動くロボットを私財を投げうって作り
始めたのだ。それがこいつらである。




アカウミガメ、ジンベイザメ、スナメリ、マンタ。驚くほど本物そっくりに水中を泳ぐ。
でもこれは彼の作品のほんの一例。他のロボット達もおいおい紹介していこう。
バカバカしいほどデカいマンタの乗り物ロボット。これが実際乗れるからスゴい。

これらのロボットの中にはすべて「ゴミ」が詰まっている。ゴミだって立派な資源
になることを感動的な方法で証明したわけだ。
そして彼のロボット達はあまりにもリアルで、可愛い。それはきっと愛をこめて
作っているからだろう。どんな技術を持った大企業でも、こんなにリアルで可愛い
ロボットは作れまい。

自分の分身として、夢と熱い思いの詰まったこの生きものロボット達は、今日も
どこかでたくさんの子供たちを喜ばせているに違いない。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/index.html
もし彼がいなかったら今の俺の自然保護活動は無かっただろう。
そしていつも、三河湾をとりまく一連の環境保護ムーブメントの中心に彼はいた。

そんなアクティブな男が今から数年前、病に倒れた。病名は「肺ガン」である。
本来、自身が子供たちを海に連れてゆき、生きもの達の生態を見せ、その保護を
訴えかけることをライフワークとしていたのだが、突然の発病が彼から「生きがい」
を奪ってしまった。
しかし彼は負けなかった。あきらめなかった。
海に入れない自分の代わりに、本物そっくりに動くロボットを私財を投げうって作り
始めたのだ。それがこいつらである。




アカウミガメ、ジンベイザメ、スナメリ、マンタ。驚くほど本物そっくりに水中を泳ぐ。
でもこれは彼の作品のほんの一例。他のロボット達もおいおい紹介していこう。
バカバカしいほどデカいマンタの乗り物ロボット。これが実際乗れるからスゴい。

これらのロボットの中にはすべて「ゴミ」が詰まっている。ゴミだって立派な資源
になることを感動的な方法で証明したわけだ。
そして彼のロボット達はあまりにもリアルで、可愛い。それはきっと愛をこめて
作っているからだろう。どんな技術を持った大企業でも、こんなにリアルで可愛い
ロボットは作れまい。

自分の分身として、夢と熱い思いの詰まったこの生きものロボット達は、今日も
どこかでたくさんの子供たちを喜ばせているに違いない。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/index.html
2008年10月19日
秋のチッチキチー
季節の変わり目を鳥の声で感じる・・・
えーね。風流やね。
春の声・・・やっぱウグイスかなぁ?
夏の声・・・う~ん、オオルリ?ホトトギス?いや、キビタキだ。

キビタキは姿が可愛らしく、鳴き声も美しい。
そして夏が終わり、いよいよ秋の到来を教えてくれるのは何と言っても
「モズ」だ。


左がオスで右がメス。メスはやさしい顔つきだよね。でも鋭いくちばしに
似合わず目がくりくりっとしてて俺は大好きなのモズ。
モスも好きだけど。てりやきチキンがおいしいね。
夏、標高の高い山で避暑をしていたモズはこの季節、里に下りてくる。
わりと都会でも電柱のてっぺんにとまって、声高らかに縄張りを宣言する。
その声は「チッチキチー」。
大木こだま・ひびきじゃないよ。ホントにそう聴こえるんだもん。
モズは漢字で書くと「百舌」。百の舌を持つようにいろんな声を出せるという
意味だ。事実、こいつはいろんな鳥のものまねをするので、じっくり聴いてると
おもしろい。
この秋、天気のいい日は是非ハンバーガーでも買って外で食べながら、
モズの声に耳を傾けてみよう。きっと聴こえてくるよ・・・「チッチキチー」が。
あ、もちろん持ってくハンバーガーはモスね。もういいか。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
えーね。風流やね。
春の声・・・やっぱウグイスかなぁ?
夏の声・・・う~ん、オオルリ?ホトトギス?いや、キビタキだ。

キビタキは姿が可愛らしく、鳴き声も美しい。
そして夏が終わり、いよいよ秋の到来を教えてくれるのは何と言っても
「モズ」だ。


左がオスで右がメス。メスはやさしい顔つきだよね。でも鋭いくちばしに
似合わず目がくりくりっとしてて俺は大好きなのモズ。
モスも好きだけど。てりやきチキンがおいしいね。
夏、標高の高い山で避暑をしていたモズはこの季節、里に下りてくる。
わりと都会でも電柱のてっぺんにとまって、声高らかに縄張りを宣言する。
その声は「チッチキチー」。
大木こだま・ひびきじゃないよ。ホントにそう聴こえるんだもん。
モズは漢字で書くと「百舌」。百の舌を持つようにいろんな声を出せるという
意味だ。事実、こいつはいろんな鳥のものまねをするので、じっくり聴いてると
おもしろい。
この秋、天気のいい日は是非ハンバーガーでも買って外で食べながら、
モズの声に耳を傾けてみよう。きっと聴こえてくるよ・・・「チッチキチー」が。
あ、もちろん持ってくハンバーガーはモスね。もういいか。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
2008年10月15日
どんぐりの危機
どんぐりシリーズ最終章は、「どんぐりの危機」。
みなさんは「コナラ枯れ病」というのをご存知だろうか?
ほんの数年前から愛知では名古屋を中心に、瀬戸・東濃地方などで
コナラ・アベマキなどのどんぐりの木が次々と枯れて死んでいく現象が
起こっている。それもかなりの速度で・・・。


秋、正常な状態のコナラの葉は左のような色。ところがコナラ枯れ病に
侵されると、右のようにまだ落葉前なのに葉が枯れて茶色くなってしまう。
そしてこの病気にかかった木の樹幹を見てみると・・・


幹には無数の穴が開けられ、根元には「フラス」と呼ばれる木屑が山の
ようにたまっている。いったいこんなことをする犯人は誰・・・・・?


犯人はコイツだ。「カシノナガキクイムシ」。通称「カシナガ」。
左が幼虫で右が成虫。この幼虫がコナラの樹間を進み、中で食料となる
菌糸を増殖させる。それが木の通水機能をマヒさせ、やがては相当な大木
ですら枯死させてしまうのだ。こんな小さなムシが・・・・・・・である。
ただし、樹齢2、30年の若い木は侵入されていないことが多い。もしくは侵入
されても樹液で抵抗しているようだ。軒並みカシナガにやられているのは樹齢
60年以上の抵抗力の弱った老木。木も人間も同じなのかも知れない。
けれどこの60年、という数字には奇妙な因果関係があるように思えてならない。
昔、日本人はどんぐりの木を薪や炭など燃料として使っていた。そのため必ず
2、30年に一度、森は切られ、再生されていたのだ。
けれども1950年代、日本にエネルギー革命が起こり石油・石炭に取って代わ
られてから、それまでの薪炭林は無用のものとなり、すべては建築材として金
になるスギ・ヒノキを中心とした「人工林」に姿を変えていった。
しかしその後、安い外国資材が入ってくるようになったため、今度はその人工林
ですら我々は不必要なものにしてしまった。結果、現在のような誰も担い手の
いない、荒れ放題のほったらかしの山だらけになってしまったというわけである。
それから数えて今、60年である・・・。
もしかするとコナラ枯れ病は、どんぐりの木たちの声無き叫びなのかもしれない。
そして生態系を底辺で支えるどんぐりの消失は、やがては我々人間にとっても
大きな影響を与えることは間違いない。
また一本、また一本。倒れゆくコナラの老木は、そんな警鐘を鳴らしているのだ。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
みなさんは「コナラ枯れ病」というのをご存知だろうか?
ほんの数年前から愛知では名古屋を中心に、瀬戸・東濃地方などで
コナラ・アベマキなどのどんぐりの木が次々と枯れて死んでいく現象が
起こっている。それもかなりの速度で・・・。


秋、正常な状態のコナラの葉は左のような色。ところがコナラ枯れ病に
侵されると、右のようにまだ落葉前なのに葉が枯れて茶色くなってしまう。
そしてこの病気にかかった木の樹幹を見てみると・・・


幹には無数の穴が開けられ、根元には「フラス」と呼ばれる木屑が山の
ようにたまっている。いったいこんなことをする犯人は誰・・・・・?


犯人はコイツだ。「カシノナガキクイムシ」。通称「カシナガ」。
左が幼虫で右が成虫。この幼虫がコナラの樹間を進み、中で食料となる
菌糸を増殖させる。それが木の通水機能をマヒさせ、やがては相当な大木
ですら枯死させてしまうのだ。こんな小さなムシが・・・・・・・である。
ただし、樹齢2、30年の若い木は侵入されていないことが多い。もしくは侵入
されても樹液で抵抗しているようだ。軒並みカシナガにやられているのは樹齢
60年以上の抵抗力の弱った老木。木も人間も同じなのかも知れない。
けれどこの60年、という数字には奇妙な因果関係があるように思えてならない。
昔、日本人はどんぐりの木を薪や炭など燃料として使っていた。そのため必ず
2、30年に一度、森は切られ、再生されていたのだ。
けれども1950年代、日本にエネルギー革命が起こり石油・石炭に取って代わ
られてから、それまでの薪炭林は無用のものとなり、すべては建築材として金
になるスギ・ヒノキを中心とした「人工林」に姿を変えていった。
しかしその後、安い外国資材が入ってくるようになったため、今度はその人工林
ですら我々は不必要なものにしてしまった。結果、現在のような誰も担い手の
いない、荒れ放題のほったらかしの山だらけになってしまったというわけである。
それから数えて今、60年である・・・。
もしかするとコナラ枯れ病は、どんぐりの木たちの声無き叫びなのかもしれない。
そして生態系を底辺で支えるどんぐりの消失は、やがては我々人間にとっても
大きな影響を与えることは間違いない。
また一本、また一本。倒れゆくコナラの老木は、そんな警鐘を鳴らしているのだ。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
2008年10月11日
どんぐりへの恩返し
どんぐりは山の恵みである。
様々な生きものたちがその恩恵を授かっている。
リス、ネズミ、イノシシ、ニホンザル、クマ、カラス、カケス・・・。


左はイノシシが器用に口と鼻だけで食ったあとのヤマグリ。
右はネズミがかじったコナラのどんぐり。彼らは冬に食べものを「貯食」しておく
習性があるのだが、おっちょこちょいの彼らが掘り忘れたどんぐりは春、親木から
ずいぶん離れた場所で新芽を出し、勢力を拡大することができる。
これがネズミやカケスとどんぐりの木の、良きギブ&テイクの関係だ。


川沿いに多いオニグルミも動物たちの大切な食料。もちろん人間が食ってもうまい。
うまいと言えば数あるどんぐりの中でトップクラスに入るのが右の写真、ブナ。
(写真はヨーロッパブナの殻斗)
ブナは漢字で書くと木ヘンに無、となる。つまり昔は金にならなかったからこんな字が
使われてたらしいが、とんでもない。その実はたくさんの生きものを養い、その落ち葉
は栄養豊かで保水力に富んだ土をつくる。とってもありがたい木なのだ。


岩手・安比高原のブナのマザーツリー。この木1本が数知れぬ命を生み出す。
右はブナにつけられたクマの爪あと。
ブナは「温帯性落葉広葉樹」と言って、本州だと標高1000~1500mくらいの高くて
涼しい場所に生えている。愛知県だと何と言っても奥三河・段戸裏谷のブナ原生林が
有名だ。
・・・・・ところが今、地球が暑くなっている・・・・・。
このまま温暖化が続けば、暑さに弱いブナやミズナラに影響が出るのは必至である。
いや、もうすでに太平洋のブナ林帯では若い木の立ち枯れが目立ち始めている。
様々な命を育み、豊かな土や水を生み出してくれるブナ。
我々人間は、自然からあまりに多くのものをいただいてきた。(言い方変えると搾取?
かも・・・)
今こそ森のネズミやリスたちのように、もらうだけじゃなくギブ&テイクのテイク、つまり
「恩返し」をすべき時じゃなかろうか?
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
様々な生きものたちがその恩恵を授かっている。
リス、ネズミ、イノシシ、ニホンザル、クマ、カラス、カケス・・・。


左はイノシシが器用に口と鼻だけで食ったあとのヤマグリ。
右はネズミがかじったコナラのどんぐり。彼らは冬に食べものを「貯食」しておく
習性があるのだが、おっちょこちょいの彼らが掘り忘れたどんぐりは春、親木から
ずいぶん離れた場所で新芽を出し、勢力を拡大することができる。
これがネズミやカケスとどんぐりの木の、良きギブ&テイクの関係だ。


川沿いに多いオニグルミも動物たちの大切な食料。もちろん人間が食ってもうまい。
うまいと言えば数あるどんぐりの中でトップクラスに入るのが右の写真、ブナ。
(写真はヨーロッパブナの殻斗)
ブナは漢字で書くと木ヘンに無、となる。つまり昔は金にならなかったからこんな字が
使われてたらしいが、とんでもない。その実はたくさんの生きものを養い、その落ち葉
は栄養豊かで保水力に富んだ土をつくる。とってもありがたい木なのだ。


岩手・安比高原のブナのマザーツリー。この木1本が数知れぬ命を生み出す。
右はブナにつけられたクマの爪あと。
ブナは「温帯性落葉広葉樹」と言って、本州だと標高1000~1500mくらいの高くて
涼しい場所に生えている。愛知県だと何と言っても奥三河・段戸裏谷のブナ原生林が
有名だ。
・・・・・ところが今、地球が暑くなっている・・・・・。
このまま温暖化が続けば、暑さに弱いブナやミズナラに影響が出るのは必至である。
いや、もうすでに太平洋のブナ林帯では若い木の立ち枯れが目立ち始めている。
様々な命を育み、豊かな土や水を生み出してくれるブナ。
我々人間は、自然からあまりに多くのものをいただいてきた。(言い方変えると搾取?
かも・・・)
今こそ森のネズミやリスたちのように、もらうだけじゃなくギブ&テイクのテイク、つまり
「恩返し」をすべき時じゃなかろうか?
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
2008年10月09日
どんぐりの秋・続編
9月ぐらいにコナラの木の下を歩いているとミョ~なものが
見つかる。まだ青いどんぐりの実、葉っぱがついたままの枝、
そしてその切り口を見ると、明らかに「折れた」のではなく、
何者かにスパッと「切られた」ようになってるのがわかる。

犯人の名前は「ハイイロチョッキリ」。
オトシブミの仲間で、見た目はゾウムシに似ている。
その長い口吻でまだ青い時期のどんぐりに穴を開け、中に卵を産む。
だから写真のような状態で落ちているどんぐりの帽子(殻斗・かくと)
には必ず小さな穴が1個開いてるはず。
そしてなぜかその後、「チョッキリ」っと枝を切り落とすのだ。
だから「チョッキリ」って名前なんだ・・・
でもなぜ切り落とすんだろう?コイツはさなぎになる時は外に出るので
樹上より土の上にいた方がいいには違いないが、多重産卵を防ぐため
だという説もある。
じゃあ何で葉っぱをつけたまま落とすのか・・・どんぐりがコロコロ転がって
いかないように?それとも葉っぱをパラシュート代わりにして衝撃を和らげ
るため?
真実は定かではないが、こんなふうに推理してみるのもおもしろい。
どんぐりの木って、生きものたちにとってありがたい存在なんだね。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
見つかる。まだ青いどんぐりの実、葉っぱがついたままの枝、
そしてその切り口を見ると、明らかに「折れた」のではなく、
何者かにスパッと「切られた」ようになってるのがわかる。

犯人の名前は「ハイイロチョッキリ」。
オトシブミの仲間で、見た目はゾウムシに似ている。
その長い口吻でまだ青い時期のどんぐりに穴を開け、中に卵を産む。
だから写真のような状態で落ちているどんぐりの帽子(殻斗・かくと)
には必ず小さな穴が1個開いてるはず。
そしてなぜかその後、「チョッキリ」っと枝を切り落とすのだ。
だから「チョッキリ」って名前なんだ・・・
でもなぜ切り落とすんだろう?コイツはさなぎになる時は外に出るので
樹上より土の上にいた方がいいには違いないが、多重産卵を防ぐため
だという説もある。
じゃあ何で葉っぱをつけたまま落とすのか・・・どんぐりがコロコロ転がって
いかないように?それとも葉っぱをパラシュート代わりにして衝撃を和らげ
るため?
真実は定かではないが、こんなふうに推理してみるのもおもしろい。
どんぐりの木って、生きものたちにとってありがたい存在なんだね。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/
2008年10月02日
どんぐりの秋
秋はどんぐりの季節。そこでズラリと並べてみた。

左から順に、マテバシイ、スダジイ、アラカシ、コナラ、ヤマグリ、アベマキ。
この6つのうち食えるのが半分、食えないのが半分。
ちなみに食ってみた感想はと言うと・・・
左から順に、うまい、とてもうまい、涙出るほど渋い、ガマンすりゃ食える、
めっちゃうまい、罰ゲームかっ!!・・・・・となる。
(マテバシイはうまいので是非食ってみてください寺田繭子さん。)
では調理法を。まずは拾ったどんぐりを水に入れる。浮いたどんぐりは中に
虫(チョッキリやシギゾウムシの幼虫)が入ってるのでできれば元あった所
に戻してやろうね。
で、次にカラついたままフライパンで炒る。塩ふる。おしまい。まあカンタン!
カラにひびが入るので剥いて食べてみよう。
マテバシイは栗に近い味、スダジイはピスタチオに近い味。
どっちもおいすぃよ。
何でも体験してみたい人やドMの人はアラカシやアベマキにもチャレンジして
みよう!屋台で売ってる天津甘栗がいかにうまいか再確認できると思う。
PS・余談だが、アベマキが関東に行くとクヌギに変わる。
貧栄養で乾燥した中部地方の森にはクヌギはほとんど無い。よく子供
たちがカブトムシの集まる木を「クヌギ」と覚えているが、あれは東京で
作られた図鑑を見ているからである。中部に住んでる子供たちは是非
「アベマキ」と覚えておこう。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/

左から順に、マテバシイ、スダジイ、アラカシ、コナラ、ヤマグリ、アベマキ。
この6つのうち食えるのが半分、食えないのが半分。
ちなみに食ってみた感想はと言うと・・・
左から順に、うまい、とてもうまい、涙出るほど渋い、ガマンすりゃ食える、
めっちゃうまい、罰ゲームかっ!!・・・・・となる。
(マテバシイはうまいので是非食ってみてください寺田繭子さん。)
では調理法を。まずは拾ったどんぐりを水に入れる。浮いたどんぐりは中に
虫(チョッキリやシギゾウムシの幼虫)が入ってるのでできれば元あった所
に戻してやろうね。
で、次にカラついたままフライパンで炒る。塩ふる。おしまい。まあカンタン!
カラにひびが入るので剥いて食べてみよう。
マテバシイは栗に近い味、スダジイはピスタチオに近い味。
どっちもおいすぃよ。
何でも体験してみたい人やドMの人はアラカシやアベマキにもチャレンジして
みよう!屋台で売ってる天津甘栗がいかにうまいか再確認できると思う。
PS・余談だが、アベマキが関東に行くとクヌギに変わる。
貧栄養で乾燥した中部地方の森にはクヌギはほとんど無い。よく子供
たちがカブトムシの集まる木を「クヌギ」と覚えているが、あれは東京で
作られた図鑑を見ているからである。中部に住んでる子供たちは是非
「アベマキ」と覚えておこう。
鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/


