2009年02月23日

佐鳴湖にサッシー現る!

またまた真剣にバカバカしいことをやってしまった。

ある日友人の林正道氏から1本の電話が・・・。
「鉄崎さん、佐鳴湖のサッシー作りました。イタズラビデオ撮影しましょう!」

・・・不覚にも喜んで参加してしまった。今年もエイプリルフールにこのビデオを
イギリスのBBCに送るつもりらしい。誠におバカなオッサンである。



静岡県浜松市・佐鳴湖といえば全国的にも水質の悪さで有名な湖だ。
2001年から最近までは全国水質ワースト1というありがたくない称号もいただ
いてしまった。そんな湖に潜ったのが・・・



林正道の弟子の今井クンであった。実は今回、まず俺にオファーがあったのだが、
丁重にお断りしたところ、その役目は彼にまわったのだった。あ~良かった断って。



ちなみに今回の俺の役は「釣りしてるオッサン」。めっちゃ楽だった。
そしてもちろん監督&ロボット製作&ロボット操作は林正道。
なんつうんだろう・・・このオヤジにはいつもついつい乗せられちゃうんだよね・・・。
イヤだイヤだと思ってても気がつくと楽しんでる自分がいる・・・。
この日も見物人の数すごかったもん。




この日登場したロボットの数々。めっちゃリアルなオオサンショウウオ、アカウミガメ、
なぜかこんなトコにツチノコ、そして去年のエイプリルフールにテレビ各局がOAして
くれたシーラカンス。

いい年した大人たちの、真剣なバカ遊び。

ではご覧いただこう。これが2009年2月22日、佐鳴湖に出現した、「サッシー」だ!




リ、リアル!イギリス人ならわかってくれんかな?このペーソスを。
そしてこの佐鳴湖のサッシー、ちゃんと水質浄化のメッセージもたずさえているのだ。
(上の写真、口にくわえているのはゴミ。)

この模様は4月1日、全国のどっかのテレビ局をご覧ください。
運が良ければOAされます。されねーかな?いや、OAして!お願い!!

鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/






  

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2009年02月18日

冒険家の休息

冒険家、長江裕明さんが亡くなった。

手作りヨット「エリカ号」で家族とともに世界一周をした人だった。
キャンピングトレーラーでアメリカ・アフリカ・ヨーロッパを走破した人だった。

僕はCBCテレビ「野遊大全」と「月下暇人」で2年半、いっしょだった。



毎週、汗を流した。毎週、服が汚れた。時に涙も流した。時に死にかけた。

山のてっぺんも、海の底も、川の激流の渦の中も、いつもいっしょだった。
ママチャリで100数キロ走り切ってゴールした時には、長江さんの胸で
容赦なく泣いた。
まちがいなく当時の自分の全てをかけ、出し尽くした番組だった。
そして僕らは、本当の「仲間」だった。



長江さんは外務省に勤めていたので英語がペラペラだった。
けれども朝ごはんは必ず米じゃないとダメだった。
過酷なロケの時はいつも、「僕はどんなことでもやるけど、ただしご飯だけ
は腹一杯食わないとだめなんだよね!」が口グセだった。

わがままなオヤジだった。大人気ないくらい負けず嫌いだった。
けれど誰よりも頼りになるキャプテンだった。

番組が終わってからも長江さんの海辺の家にはよく遊びに行った。
自分の中では「父」の様にも感じていた。



しかしそんな彼を、病魔が襲った。
1人姿を消し、滅びの美学を追求しているかに思えた彼の行方を、
僕らは必死で探し、説得し、なんとか手術を受けてもらった。

2002年、奇跡的な復活をとげた長江さんに再開した時、久しぶりに
涙があふれた。止まらなかった。
もしかしたらもう一度、あんな番組をいっしょにやれるかもしれない・・・
そう思った。

けれどその奇跡は、長くは続かなかった。

2009年2月6日、長江さんは天国へと旅立った。

長江さん、
ステキな人生でしたね。安らかに、眠ってください。

でも長江さんのことだから、きっと天国でも冒険するんだろうな。








  

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2009年02月12日

地ベタ観察館

地ベタ観察館・・・なんじゃそら。
つまり自然の中で、美しいまわりの景色ばかりに目を囚われないで、「地ベタ」
に着目し、おもしろいものを発見しようという企画である。

前回のブログのカンアオイやギフチョウの卵なんてまさにそうだと思う。
で今回はこれ。



タカ類の食痕。たぶんオオタカだと思われる鳥が、ドバトを襲って食った残骸。
動きが鈍く、警戒心の薄いドバトはオオタカにとっては格好のターゲット。
よく神社の裏などで見つかるこういった食痕の被害者はほとんどドバトである。

ま、人間が食ってもおいしい鳥だからね。
(だからといってハト捕まえて食べちゃだめよ。鳥獣保護法違反。)
ちなみに俺が食べた中でもっともおいしい野鳥はツグミだった。
(だからダメだって。鳥獣保護法違反!!)

ところがドバトなら数もたくさんいるし、どんだけ食っても減ることないのでいいんだ
けど、中にはこんな食痕もある。



ヤマセミが食われたあと。ハイタカが襲ってたのを目撃した。ちなみにヤマセミって
こんな鳥なんだけど・・・
(視聴者の方提供)

山地の渓流に生息する野鳥で、カワセミよりもだんぜん数が少ない。
だから・・・言いにくいんだけど・・・あのね、ハイタカくん、
どうせ食うならもっと数の多い鳥食ってくれ!!たのむ!!

ましかし、地ベタに目を向けてみるとこういった食痕は思った以上に見つけられる。
つまり我々の知らないところで日夜、生と死の壮絶なドラマが繰り広げられている、
ということだ。
その一部を垣間見ることは自然界のダイナミズムを感じることでもあり、だからこそ
自然観察はおもしろくてやめられない。

みなさんも一度、「地ベタ」に目を向けて、フィールドを探ってみてほしい。
きっとなんか興味深いものが見つかるよ。・・・・ただし猫背にはなるけど。

鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/

  

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2009年02月06日

世界で一番地味な花

カンアオイ。寒い季節に花を咲かせ、その葉が徳川家・葵の御紋のような形をしている
ことから名前がついた。



種類としてはスズカカンアオイ、ヒメカンアオイ、カントウカンアオイ、コシノカンアオイ・・・
ずいぶんたくさんに地域個体群が分かれている。なぜならこの植物の主な花粉媒介者は
アリ。もしくはカタツムリやナメクジ、ヤスデといった説もある。

風が運ぶわけでもなく、羽根の生えた虫でもなく、アリが運ぶ花粉の範囲は知れている。
ましてや花期が冬なので、運んでくれるアリだってそうは活動していない。

それゆえ自生地の範囲は狭く、開発によりそこが荒らされるともう回復できないのだ。



寒空の下、落ち葉をかき分けよ~く探してみると・・・あった。カンアオイの花だ。



おそらく最も地面すれすれに咲き、おそらく最も人目につきにくいであろうこの花は、
もしかしたら「世界で一番地味な花」かもしれない。

けれど人間にとっては目立たないこの花も、ある生きものにとっては「なくてはならない」
大切な存在なのだ。この葉に卵を産み、それを食草とする、「ギフチョウ」。



ひっそりと産卵し、ひっそりと冬を越す。しかし早春の森に舞うその姿は美しく、人はこの
チョウを「春の女神」と呼ぶ。女神はカンアオイがないと生きていけない。
カンアオイが無くなれば、女神も滅んでしまうのだ。



真夏の太陽に向かって咲き誇るヒマワリのような花もある。
けれど、真冬に人知れず、ひっそりと咲くカンアオイのような花もある。

地味で目立たぬ存在でも、間違いなくこの花は、他の命を支えているのだ。

鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/



  

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