2010年10月30日

名古屋議定書、採択!

10月29日、3週間に渡って開催されたCOP10・生物多様性条約
第10回締約国会議が閉幕した。



会場の隣接地にある、一般の方でも見学できる「生物多様性交流フェア」。





EUだのタイランドだのインディアだの、国のブースもあれば、WWFだとか
IUCNだとか、国際的な環境NGOのブースもある。そして名古屋市内の
NPO主催の、身近なブースもあって、とても充実した展示だった。



象もいれば、オウム?もいた。



名古屋の水は世界に誇れる味。



そしていよいよ最終日。本会議場の玄関。



イベントホールでは190以上の国々の代表が熱い議論を交わす。



レシーバーをつけてれば何語でも同時通訳してくれるので、理解できるのだ。



午後3時。ついに最終決議を決める閣僚級の総会。



警備体制も厳重になり、現場に緊張が走る。



各国首脳への取材合戦もヒートアップ。

・・・ところが、総会はいっこうに始まらない。予想以上に決議が難航してるのだ。
結局3時間以上遅れて会議がスタート。さらに休憩をはさみ、ついに午前零時を
過ぎ、日付は30日に。

そこでついに日本は最終手段をとる。午前零時の時点で、作業部会を解散させ、
議長国権限で、29日朝に出された「最終決議案」をもとに合意を迫る、という
荒業にでた。

これが功を奏し、ついに遺伝資源の利益配分を定めた「名古屋議定書」が
ここに採択された。



名古屋議定書、愛知ターゲット、ともに素晴らしい成果である。議長国・日本代表
の方々には本当に感謝したいと思う。

名古屋議定書は全世界において、法的強制力を持つ国際ルールである。
京都議定書と同じ重さ、と言えばわかりやすいかもしれない。

その冠に「名古屋」が付く以上、今後も名古屋市は生物多様性先進都市でなければ
ならないし、名古屋市民は環境先進市民でなくてはならない。

確かにCOP10の会議自体は経済中心会議だった。けれどもその意義はやはり
大きい。これをひとつの契機として、我々は今後、生活の中で生物多様性の大切さ
や、命とのつながりをさらに感じ、保全する努力をしていくべきだろう。

鉄崎幹人公式HP http://www5.ocn.ne.jp/~tetsu/  

Posted by mikihito at 23:37Comments(2)TrackBack(0)